用語集
英数字
AIDS
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって引き起こされた後天的に免疫不全を起こす症状。後天性免疫不全症候群を略して「エイズ」と読む。
ATP
アデノシン三リン酸のこと。真核生物の内部で利用されるエネルギー保存のための物質。
DNA
デオキシリボ核酸
DNAチップ
プレート状のプラスチックまたはガラス上に、DNA断片を高密度に配置した実験器具。DNAマイクロアレイとも言う。
DNAマイクロアレイ
プレート状のプラスチックまたはガラス上に、DNA断片を高密度に配置した実験器具。DNAチップとも言う。
DNAリガーゼ
2本のDNA鎖を接続する酵素である。制限酵素が「ハサミ」であることに対し、DNAリガーゼは「のり」に相当する。
ECM
細胞外マトリクスのこと。
ES細胞
胚性幹細胞のこと
HIV
ヒト免疫不全ウイルスのこと。ヒトの免疫細胞に感染して、後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすウイルス。
p54遺伝子
がん抑制遺伝子の一種。
PCR
ポリメラーゼ連鎖反応のこと。
RNA
リボ核酸
RNAワールド
DNAを遺伝の中心とする生物が大部分であるが、原始生命が誕生した当初はRNAを遺伝中心とする生物が主流であった。この世界をRNAワールドという。
SNPs
一塩基多型のこと
X染色体
性染色体の一つ。
Y染色体
性染色体の一つ。
ア行
アセチルコリン
神経伝達物質の一種。記憶、学習に関連している。アルツハイマー病の患者はアセチルコリンが低下している。
アデニン
DNA中にある4種の塩基の1つ
アポトーシス
細胞が意図的に消滅すること。
アミノ酸
タンパク質の構成単位となる物質。アミノ基とカルボキシル基の両方を持つ。
一塩基多型
遺伝子の大部分はすべてのヒトで共通であるが、一部分は個人ごとに異なっている部分がある。この違いを一塩基多型という。
遺伝子工学
遺伝子を人工的に操作する技術・理論を遺伝子工学という。特に自然界では起こらない生物の特徴の発現のニュアンスを持つ。
遺伝子診断
DNA、RNA中の遺伝子を分析して、疾患を診断すること。
イントロン
DNAの中で遺伝情報を持っている部分をイントロンという。イントロンは全DNA中の90%以上を占める。
エキソン
DNAの中で遺伝情報を持っている部分をエキソンという。エキソンは全DNA中%程度しかない。
エンケファリン
神経伝達物質の一種。痛みを和らげる効果があるため脳内麻薬とも言われている。
カ行
カーボンニュートラル
バイオ燃料を使用して発生する二酸化炭素は、もともと植物が大気中から取り込んだ二酸化炭素である。したがってバイオ燃料を燃焼しても大気中の二酸化炭素は、増減しないことになる。これをカーボンニュートラルという。
海馬
大脳皮質の一部。学習・記憶に関与する部位と見られている。
環境ホルモン
ごく微量でも生体内に侵入すると、ホルモンの分泌をかく乱する物質。
幹細胞
様々な細胞に分化する可能性を保ちながら、増殖を続けることができる細胞を幹細胞という。胚に由来する幹細胞は、ES細胞(胚性幹細胞)といい、あらゆる細胞に変化する可能性を持っている。
キメラ動物
異種・異属間の動物を遺伝的に合成した動物
グリア細胞
ニューロンを支持する細胞
血糖値
血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度を示す値を血糖値という。
ゲノム
生命体が持つ遺伝子の全体をゲノムという。
[..さらに詳しく見る..]
酵素
生化学反応(生体内でおこる化学反応)で触媒として作用する物質のこと。大部分の酵素はタンパク質から構成されている。
五界説
生物を分類する場合の最上位の単位を界という。界が全部でいくつあるのかという疑問は昔から議論されてきたが、近年では5つの界から構成される五界説が有力になった。
コドン
塩基の並び方と、指定されるアミノ酸の関係
コラーゲン
生体内に最も多く存在するタンパク質。多細胞動物の細胞外マトリクスの主成分である。
ゴルジ体
細胞小器官の一つ。タンパク質を分泌する。
サ行
サイクリン
細胞周期に連動して生成、分解されるタンパク質の一群
細胞
生命体を構成する基本単位を細胞といい、植物細胞と動物細胞がある。
[..さらに詳しく見る..]
細胞外マトリクス
生体で、細胞の外に存在する超分子の構造体を細胞外マトリクスという。
細胞骨格
真核細胞の細胞質にある網目状の構造
細胞分裂
一つの細胞から二つ以上の細胞が生成される減少。体細胞分裂と減数分裂がある。
細胞膜
細胞の原形質表面を包む生体膜。薄くて柔らかい。
軸索
神経細胞の表面から一本の長い手が伸びている。これを軸索という。
シナプス
神経細胞同士の接続部
ジャンクDNA
DNAの中で遺伝情報を持っていない部分。イントロンともいう。
樹状突起
神経細胞の表面には情報を伝達する部分が多数突き出ている。これを樹状突起という。
植物細胞
植物を構成する細胞
植物ホルモン
植物細胞の分化、増殖、成熟に関わる物質の一群を植物ホルモンという。オーキシン、サイトカイニン、ジベレリン、エチレン、フィトクロムがある。
制限酵素
2本のDNA鎖を切断する酵素である。制限酵素が「ハサミ」であることに対し、DNAリガーゼは「のり」に相当する。
染色体
細胞分裂時に核内に出現する棒状の構造。塩基性の色素によく染まる。
タ行
代謝
生体内に取り込まれた物質が、酵素などの作用で変化させること。
チミン
DNA中にある4種の塩基の1つ
糖鎖
糖(ガラクトース、グルコース等)が長く連なった物質。
ドリー
クローン技術で誕生した羊のメス。世界初の哺乳類の体細胞クローンである。1996年7月5日に誕生し、2003年2月14日に死亡した。
ドーパミン
神経伝達物質の一種。運動機能や意欲に関連している。ドーパミンが少なくなると、運動機能が低下したり無気力になる。
ナ行
ナチュラルキラー細胞
免疫細胞の一種。NK細胞ともいう。
ニューロン
神経伝達の基本となる細胞
ヌクレオチド
DNAやRNAの構成単位となる物質
ノルアドレナリン
神経伝達物質の一種。怒りや恐怖、驚きを伝える。
ハ行
バイオインフォマティクス
バイオインフォマティクスとは、情報理論を用いて、生命現象を解析する生物学の分野でる。
バイオエシックス
生命科学が、倫理・哲学・社会・道徳・法に与える影響を研究する学術分野
バイオマス
生物に由来する資源をバイオマスという。
バイオマテリアル
人工臓器、骨接合剤、外科用接着剤等、生きた細胞に接触して使用される医療用の材料をバイオマテリアルという。
バイオメカニクス
生物の体の構造や機能を力学の視点で研究する学問分野をバイオメカニクスという。
バイオレメディエーション
有害物質によって汚染された土壌から、微生物、菌、植物、動物の化学作用を用いて、有害物質を除去する処理技術のことをいう。白色腐朽菌を利用してダイオキシンを浄化する研究もある。
胚性幹細胞
胚に由来し、あらゆる細胞に分化する可能性を保ちながら、増殖を続けることができる細胞を胚性幹細胞という。
バソプレッシン
抗利尿作用を持つホルモン。バソプレッシンが血中に増えると尿の生成が阻害され体内から水分の流出が抑えられる。
アルコールにはバソプレッシンの分泌を減らす働きがあるので、ビールを飲むとトイレが近くなる。
発酵
微生物の作用で有機物が分解し、他の簡単な有機物が生成するプロセス
被子植物
種子によって繁殖する植物を種子植物という。種子植物の中で胚珠がむき出しのものを裸子植物、胚珠が子房に収まっているものを被子植物という。
ヒスタミン
血管を拡張する化学物質
プロテオーム
タンパク質の集合体
プロテオミックス
タンパク質の機能を解明する技術、研究分野
ベクター
遺伝子組み換えのために、組み換えDNAを増幅・維持・導入させる分子。
蜂群崩壊症候群
蜜蜂が一夜にして巣から大量に失踪する現象。
ホメオスタシス
外界の環境変化に影響されることなく、生体内の環境を一定に保つこと。
ポリメラーゼ連鎖反応
DNAの特定の塩基配列を、人工的に増殖する方法。
マ行
ミトコンドリア
細胞内小器官の一つ。
メンデルの法則
個体の形質の伝わり方の法則。メンデルが発見した。
ヤ行
ユニバーサルコドン
ユビキチン
タンパク質の分解、DNAの修復、翻訳調節、シグナル伝達など多様なプロセスに関連するタンパク質
ラ行
裸子植物
種子によって繁殖する植物を種子植物という。種子植物の中で胚珠がむき出しのものを裸子植物、胚珠が子房に収まっているものを被子植物という。
リガーゼ
2本のDNA鎖を接続する酵素。DNAリガーゼとも言う。
リボザイム
酵素としての機能も併せ持つRNA
リボソーム
細胞質内にある粒状の器官。タンパク質が合成される
ワ行
ワーキングメモリー
暗算、会話など一時的な記憶のための脳の記憶機能。
短期記憶おてゃ異なる。
矮雄
雌に比較して雄が極端に小さいこと。
スポンサ−ドリンク